私たちのご紹介
当社では、技術力の高い多能工の育成に力を入れております。
当社では、技術力の高い多能工の育成に力を入れております。
多能工という言葉は、最近よく耳にするようになりましたが、まだ知名度が低く、多くの方にとっては馴染みがないかもしれません。簡単に説明すると、建設業界では、元請け業者が顧客からの依頼を受けてプロジェクトを管理し、各種専門職の下請け業者に発注を行うというシステムが一般的です。このプロセスには、紹介料を取ることで利益を得るブローカー的な業者も関わることがあり、結果的に多くの業者が間に入る構造になっています。そのため、下請け、孫請け、曾孫請けといった形態が当たり前となっており、お客様が支払う金額の多くが実際の工事に関係のない部分に使われているのが現状です。
また、下請け業者は、適正な工事代金を受け取れないことが多く、大手企業の経営を支えるために、低コストでの工事を強いられることがあります。これが原因で、材料の質を落としたり、手抜き工事が発生したりすることが懸念されています。小規模な会社が営業力に欠けることも、この問題に一因となっています。
そこで、多能工の重要性が増しています。多能工とは、建設職人が複数の技術を修得し、高い技術と知識、経験を持つ職人を指します。一人の職人が多彩な工事をこなせるため、必要な業者や職人数を減らし、経費を削減することで工事代金を抑えることが可能です。これにより、職種の幅が広がり、多様な工事を受けることができるようになります。現在、職人数が減少している中で、多能工は顧客にも社会的にも求められる存在となってきています。また、多能工は「マルチスキル」とも呼ばれています。
当社では、職人を多能工として育成・養成し、多能工化に取り組んでいます。